ホーチャーに判定勝ちしたホルツマン

日本時間12月10日（日）、アメリカ・カリフォルニア州フレズノのセーブ・マート・センターでUFCファイトナイト・フレズノが開催され、ライト級のスコット・ホルツマンとダレル・ホーチャーが対戦した。

開始後ほどなく、ホーチャーをテイクダウンしたホルツマンは相手の足をつかんでスタンディングから強烈なパウンドを見舞い、グラウンドゲームに持ち込んでさらに追い込んでいく。何とか体を返したホーチャーはマウントポジションを取って反撃するも、攻め切れずに最初の5分が終了した。

第2ラウンドが始まってすぐ、ホルツマンを強烈な一撃でダウンさせたホーチャーは相手のタックルを受けてテイクダウンを取られてしまったものの、難を逃れて立ち上がる。しかし、すぐにまたホルツマンがテイクダウンし、マウントポジションから鋭いエルボーを放っていった。レフェリーにスタンドアップを指示された直後もホルツマンがホーチャーを倒している。

最終ラウンドもホーチャーをケージに押し込んだホルツマンは有効打でダメージを与え、さらにテイクダウンを成功させたが、動きの少なくなった展開を嫌ったレフェリーが立ち上がるよう指示。再開してすぐ、ホーチャーが反撃の兆しを見せるも、結局はホルツマンが優位に運んで試合終了となった。

3名のジャッジともホルツマンの勝利を支持している。

ライト級マッチ　5分3ラウンド
○スコット・ホルツマン vs. ダレル・ホーチャー●
判定3-0（30-27、30-27、30-27）

スコット・ホルツマン

「UFCで勝利なんて、これ以上ないほど最高の成果だ。やるべきことはやったけれど、相手が手ごわかった。この階級の誰もが彼の打撃を受けていくことになるだろう。彼は素晴らしかったし、何度かいいパンチももらった。UFCでは十分注意しないとね。相手が誰であれ、いつでもノックダウンしてくる力を持っているから。ゲームプランは常に勝てる試合にしていくこと。今回はグラウンドだった」