開始の合図と同時に前に出たロペスをヘッドキックで迎えたモラレス。さらに、ロペスがローキックを狙ったところから背後にまわったモラレスはいったん体を離した後、さらにジャブを打ち込んでロペスにプレッシャーをかけていったが、一瞬のスキをついてロペスが反撃に打って出ると連打を浴びせてモラレスをテイクダウンし、首を取ってチョークを決めにいく。しかし、モラレスが返してスタンディングに戻り、再び背後を取った。
#UFCファイトナイトフレズノ
— UFC Japan (@ufc_jp) December 10, 2017
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ジャブの打ち合いで始まった第2ラウンドはモラレスがロペスのボディキックを浴びた後、さらにヘッドキックを食らって後退さったものの、冷静に対処してジャブを打ち返していく。第1ラウンドに比べて両者ともスピードが落ち、疲れも見せたが、ホーンが鳴る直前にロペスがハイキックを見舞った。
ボディキックとハイキックでリズムを作るロペスに対し、モラレスは相手の動きを見ながら攻撃を組み立てる。再びハイキックをヒットさせたロペスはアッパーカットを狙っていくも、モラレスにかわされて当たらず。ガス切れの様子を見せるロペスのスキをうかがうモラレスだが、攻めどころを見いだせず、お互いに有効打を重ねて3ラウンドを戦い抜いた。
3名のジャッジともロペスの勝利を支持し、オクタゴン初戦でも無敗記録を更新したロペスはキャリア9勝目を挙げている。
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●アルバート・モラレス vs. ベニート・ロペス○
判定3-0(29-28、29-28、30-27)
ベニート・ロペス
「今回の勝利は運命だった気がする。この瞬間を12歳の頃から夢見てきたし、もともとこうなる運命だったんじゃないかと思う。とんでもないキックとか、飛び膝蹴りとか、エルボーの打ち込みなんかが好き。相手は本当にタフで、思っていた以上にタフだった。ヒットされたし、ダウンさせられた。こうなるなんて予想していなかったから、恥ずかしかったけど、立て直して意地悪くいってやろうと決めたんだ。それから、今日ここに来てくれたファンのみんなに心から感謝している。俺がここにいるのはみんながいるから。近い将来、もっとビッグで良い試合を見せられるのを楽しみにしている」