日本時間2月11日(日)、オーストラリア・パースにあるパース・アリーナにてUFC 221が開催され、セミメインイベントでマーク・ハント対カーティス・ブレイズのヘビー級マッチが行われた。
早い段階から前に出るブレイズに対し、少し距離を取った状態で様子を見るハント。一歩踏み込んで強打を見舞ったハントはブレイズのアッパーカットをかわしたものの、タックルを受けてテイクダウンを奪われる。それでも、すぐに切り返して立ち上がったハントはいつも通りの豪快なパンチでブレイズに襲いかかり、ダウンさせてパウンドを放っていくが、何とか抜け出したブレイズがテイクダウンに打って出る。マウントポジションを取ってダメージを回復させながらハントにパウンドを浴びせたブレイズは残り10秒を切って背後にまわるもチョークは決められなかった。
ハントの打撃を警戒するブレイズはテイクダウンを狙っていくもハントに退けられる。その後はしばらく見合っていたが、ブレイズが再びタックルを仕掛けたところでハントが打撃で応戦。最終的にはブレイズがテイクダウンを成功させてハントにエルボーを打ち込み、ハントは必死に逃げ出そうとするも、そのまま第2ラウンドは終了した。
最終ラウンドもブレイズのテイクダウンに始まり、ハントを体ごと持ち上げてマットにたたきつけると、優位な体勢をキープしたまま時折、鋭いエルボーを見舞っていく。スタンディングに戻したいハントは懸命にもがいて体を反転させ、ブレイズを背負った状態で立ち上がったが、またもブレイズにテイクダウンを許した。立ち上がる度にブレイズのテイクダウンを食らったハントは思うように試合を運べず、最後は数発のエルボーを浴びて試合終了を迎えている。
判定の結果、3名のジャッジは全員がブレイズの勝利を支持した。
ヘビー級マッチ
●マーク・ハント vs. カーティス・ブレイズ○
判定3-0(26-30、26-30、27-29)
カーティス・ブレイズ
「これが自分のゲームプランだった。彼は立って戦いたいだろうし、向こうの方が優れたストライカー、それにベテランだ。でも、相手の流れにさせたくなかった。自分のゲームにしたかった。俺はレスラーで柔道家、マスターの王者なんだ。自分の思い通りのところに彼を持ち込むつもりだった。スタンディングだと相手はライオン、俺はライオンじゃない。でも、グラウンドでは俺がサメで相手は違う。だから自分の望んだところに彼を連れ込んだんだ」
ハントの強打に耐えたブレイズが判定勝ち
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