ローキックを入れて切り出したロックホールドはリズムを取りながらロメロとの距離を詰めていく。ロメロは相手の打撃を浴びるも余裕の表情を見せ、タイミングを図っている様子をうかがわせた。
次のラウンドが始まると、ロメロがロックホールドに強烈な一撃を見舞い、ダメージを負ったロックホールドはケージ際に押し込まれて連打を浴びてしまう。何とかその場をしのいだロックホールドは細かくジャブを入れつつチャンスを待つも、相手の動きを見守るロメロがここぞという場面で攻撃を組み立ててロックホールドにプレッシャーをかけた。
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— UFC Japan (@ufc_jp) February 11, 2018
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第3ラウンド序盤も大きな動きはなく、ロックホールドが右のジャブで牽制しながら前に出ようと構えるも、その刹那、ロメロの左の一撃がロックホールドにクリーンヒットし、ダウンを喫したロックホールドにロメロが追い打ちのパンチを見舞ったところでレフェリーが試合終了を告げた。
KO勝利を遂げたロメロだが、前日の計量に失敗しており、ミドル級暫定王座を授かる権利を失っている。
ミドル級暫定王座決定戦
○ヨエル・ロメロ vs. ルーク・ロックホールド●
3ラウンド(1分48秒)KO
ヨエル・ロメロ
「ロックホールドは本当にすごいファイターだ。元UFCチャンピオンでStrikeforceの王者でもあった。自分の階級で最高の相手と戦えて本当にうれしい。今回の試合のために必死にトレーニングしてきた。スパーリングやルークが誇るパワーに対抗するために必死にがんばってきたんだ」