日本時間3月18日(日)、イギリス・ロンドンのO2アリーナでUFCファイトナイト・ロンドンが開催され、ライト級のスティービー・レイとケイジャン・ジョンソンが対戦した。
両者とも見合う時間が長かった第1ラウンドはジョンソンが回し蹴りをヒットさせるシーンやレイのローキックが決まるなど有効打を記録するも、大きな動きがないまま終了。
第2ラウンドにはジョンソンが強打をヒットさせ、コンビネーション技でレイをケージ際に追い込むと、膝を入れるなどすかさず攻撃し続けた。レイもテイクダウンを取っているが、終盤もジョンソンが優勢をキープしている。
最後のラウンドはレイが序盤からペースアップし、ジョンソンに数発の有効打を食らわせた。再びグラウンドでの攻防戦が続いた後、残り90秒を切ってレフェリーがスタンディングを指示。いくらかダメージは負ったものの、再開とほぼ同時にジョンソンが試合のコントロールを握ってフルラウンドを戦い終えた。
結果はスプリット判定でジョンソンに軍配が上がっている。
ライト級マッチ 5分3ラウンド
●スティービー・レイ vs. ケイジャン・ジョンソン○
判定2-1(28-29、28-29、29-28)
ケイジャン・ジョンソン
「打ち込みたいと思っていた以上にやれたと思う! 最初のラウンドはかなり楽だったし、プラン通りにいけた。俺の長いレンジが効いていた。パンチはあまり当てられなかったけど、相手もこっちに近づけなかった。第2ラウンドはレフェリーから2人とももっと見せるよう言われたんだ。右パンチをかなりうまく当てられたし、相手にダメージを与えられたと思う。何度か強烈な打撃もヒットさせたけど、相手がダウンしなかったから、ダブルでいった。俺がこうかなと思っていた以上に、相手がうまかったんだ。第3ラウンドはびっくり。相手にかかってこられて、かなり撃ち込まれたから、予定通りにいかなかったし、テイクダウンも取られた。腕を背中に回されてしまって、いつもなら自分が好んでやることだし、自分がやられるのはごめんだと思った。自分が勝てたかどうかは分からなかった。第3ラウンドは相手の方が圧倒していたから、正直、負けてもおかしくないとは思っていたんだ。勝利を手に試合を終えられて本当によかった。フィニッシュできないと勝利の実感がない、なんて言うけど、でも、本当にうれしい」
スティービー・レイ
「相手がかなり動いていたから、イラつく試合になるんだろうなというのは分かっていた。あれだけ動かれると、ファンのみんなが求めているパフォーマンスを発揮するのは難しいけど、それもゲームの一部だというのも分かっている。もうちょっとがんばってもらえたらよかったんだけどね。そうすればこっちももう少しいけたはずだから。自分自身にがっかりしている。接戦の判定だった。見直してみないと分からないけど、相手には一度もやられたと思っていない。俺はスタンディングでやりたいし、打ち合いたいのに、それができなかったから、とにかく悔しい。しっかりやれたとは思っているけど、でもしょうがない」
ジョンソンがレイにスプリット判定勝ち
UFCファイトナイト コメント 試合結果