日本時間5月13日(日)、ブラジル・リオデジャネイロのジュネス・アリーナにてUFC 224が開催され、ウェルター級のアルベルト・ミナとラマザン・エミーフの一戦が行われた。
開始直後は互いに見合う格好となったが、エミーフが鋭いパンチをミナの顔面に当てると、勢いをキープして有効打を重ねる。さらに距離を詰めて組み付いた後、テイクダウンに持ち込み、一度はミナに立ち上がられたものの、すぐに体を持ち上げてマットにたたきつけた。地元ファンの声援を受けるミナはエミーフの足をすくいにいき、相手が倒れたチャンスに関節技を狙ったが、切り替えされて逆にピンチを招いてしまう。
何とか1ラウンドをしのいだミナだが、リズムに乗ったエミーフからプレッシャーを受ける時間が続く。ミナは再び足を捕らえ、組み付いたスキに裏拳を放つも、エミーフがそれを回避。逆にミナを押し倒してマウントポジションを確保してパウンドを浴びせていった。
試合をコントロールしていたのはエミーフだったが、ミナは打撃を浴びながらも粘り強さを見せてフィニッシュの機会を与えない。残り30秒を切ってミナが前転からのかかと落としを放ったものの、エミーフにはヒットせず、勝負の行方はジャッジに委ねられた。
結果は終始、優位に試合を進めたエミーフに軍配が上がっている。
ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●アルベルト・ミナ vs. ラマザン・エミーフ○
判定3-0(27-30、27-30、27-30)
ラマザン・エミーフ
「いい試合だった。ブラジルは素晴らしいファイターがいるし、ミナもその1人だ。最高の相手だったよ。一番大事なのは自分が勝ったこと。そのためにやってきた」
エミーフがミナに圧勝
UFC PPV コメント 試合結果