日本時間5月20日(日)、チリ・サンティアゴのモビスター・アリーナにてUFCファイトナイト・チリが開催され、バンタム級のエンリー・ブリオネスとフランキー・サエンツが対戦した。
序盤は少し見合う状態が続いていたが、サエンツがコンビネーション技を決めて有効打を稼ぐと、ブリオネスもオーバーハンドライトを繰り出して攻撃。第1ラウンド終盤はブリオネスが流れをつかみ始めたところで終了した。
次のラウンドは双方とも積極的に前に出る姿勢を見せ、サエンツの一撃がブリオネスのアゴを捕らえてダウン。そのままフィニッシュとはならなかったが、サエンツはテイクダウンも成功させて背中を取った。それでも、難を逃れたブリオネスがスタンディングに戻るとローキックで足元を削りながらプレッシャーをかけていく。
最後の5分間はテイクダウンを取ったサエンツに対して下のポジションからブリオネスが首をつかみ、チョークを仕掛けていったが決まらず。優位な体勢をキープしたサエンツは技をかけようと試みるも、ブリオネスがうまく逃げている。残り1分を切ってブリオネスの背中にまわったサエンツが馬乗り状態でパウンドを浴びせる中、試合終了を告げるホーンが鳴った。
3名のジャッジはいずれもサエンツの勝利を支持している。
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●エンリー・ブリオネス vs. フランキー・サエンツ○
判定3-0(27-30、27-30、26-30)
フランキー・サエンツ
「とにかくUFCにいる最高の人たちと戦い続けたい。できればトップ10か、トップ15の人だといいね。最高のキャンプができたし、ものすごくいいパフォーマンスだったと思っている。エンリー・ブリオネスは戦士だし、かなりタフな試合だった。スタンディングの打ち合いも恐れなかったけど、何度かテイクダウンできたし、フェイントも効いたおかげでゲームプランができた。チリのファンは最高。今週、サンティアゴで戦えたことは最高の経験だった」
ブリオネスを終始圧倒したサエンツが判定勝ち
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