マックス・ホロウェイの体調不良により、ブライアン・オルテガとのフェザー級タイトルマッチが消滅したため、急きょ、セミメインイベントに繰り上がったのはフランシス・ガヌーとデリック・ルイスの一戦。
前戦でチャンピオンに挑戦して敗れたランキング1位につけるガヌーは同5位のルイスを相手にこれまでとはまったく異なる試合運びを見せ、強打の応酬という展開にはならなかった。
立ち上がりから両者は一定の距離を保ちつつ、時折、ルイスがキックを繰り出してガヌーを牽制しながら隙をうかがうも深追いはしない。一方のガヌーもカウンター狙いなのか自ら仕掛けようとはせず、ルイスが動いた際に数発返す程度で積極的に前へ出ようとせず。
第2ラウンドに入っても状況は変わらず、中盤には見かねたレフェリーから両者へ注意が入った。最終ラウンドも積極的に打ち合うことはなく、残り1分を切ってから両者ともに打撃を繰り出すシーンが見られたもののダメージを与えるには至らず、結局、勝負の行方はジャッジに委ねられ、手数で優位に立っていたルイスがユナニマス判定で勝利した。
【セミメインイベント】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●フランシス・ガヌー vs. デリック・ルイス○
判定3-0(28-29、28-29、27-30)
デリック・ルイス
「こんな試合、誰も勝ちたいと思わないだろ。試合前から背中に問題があって、必要だった機動性がなかったんだ。プランは相手にプレッシャーをかけてケージ際に追い込むことだったんだけど、それをするだけの機動性がなかった。最悪の気分だ」
【メインカード】

ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ポール・フェルダー vs. マイク・ペリー○
判定2-1(29-28、28-29、28-29)
マイク・ペリー
(コメントできる状態にないため、コメントなし)
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見応え抜群の激闘に拍手👏👏👏#UFC226 pic.twitter.com/twe9Eh8Ttw
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ライト級マッチ 5分3ラウンド
●マイケル・キエーザ vs. アンソニー・ペティス○
2ラウンド(0分52秒)サブミッション(腕ひしぎ三角固め/トライアングルアームバー)
アンソニー・ペティス
「なんか、ようやく昔の自分に戻った気分だ。やれ、もっとレスリングに打って出ろとか、もっと違う風にやれとか、いろんなことをいろんなヤツに言わせすぎて自分らしさを見失っていた。だから、やっとまた自分らしさを見つけた感じだ。ただ、打撃は自分がやりたかったようにはできなかった。まだ少し、パンチをプッシュしすぎている気がする。柔術は最高だったけどね。マイケル・キエーザはすごい人だし、本当に尊敬するグラップラーだ。トランジッションにこだわるべきなのは分かっていたし、すべて、プラン通りにいった。俺はまだ若いし、まだまだ見せるものはたくさん残っていると思っている。今日のパフォーマンスがそれを示しているはずだ。“もうあいつは終わった。リタイアすべきだ・・・”とかなんとか言っていたヤツらよ、ショータイム時代の復活だぜ!」
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ショータイム💫 pic.twitter.com/xXVAkSuXay
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タップアウト💥💥💥 pic.twitter.com/O5i5A1K5ts

ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
●グーカン・サキ vs. カリル・ラウントリー○
1ラウンド(1分36秒)KO
カリル・ラウントリー
「今日はどうなるか全然分からなかった。自分にとって大きかったのは仕掛けようとしなかったこと。冷静でいることに集中していたし、何が起きても対応できるようにしていた。ローキックだろうとハイキックだろうと、クリンチも何でも覚悟はできていたんだ。冷静に落ち着いていきたかっただけ。今回の試合が発表された瞬間から、ネットでかなりたたかれたんだけど、ちょっとショッキングだった。全然響かなかったけどね。今回の試合が自分だけの個人的なものになっただけ。試合に臨んでベストな戦いを見せて、自分のベストを尽くしたかった。自分のすべてを世界に示したかったんだ。それができた・・・。ボーナスをもらえたらいいな。それに見合っていると思うんだけど。2連続KOだよ。試合の日程が変更されて長い休みだったんだ。試合に臨んで力を発揮して、1ラウンドでフィニッシュ。ボーナスをくれ。ここからはもっとトレーニングに集中していく。学び立場になるのは気に入っているんだ。ジムに行って学ぶのが好き。自分のあらゆる部分を改善し続けていきたい。またオクタゴンに戻ってくるのが待ちきれない」
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左ストレートで一撃👊💥 pic.twitter.com/D7eLwdjXkS
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