伏兵コビントンがドンヒョンを圧倒!

UFCファイトナイト 試合レポート
UFCファイトナイト・シンガポール:キム・ドンヒョン vs. コルビー・コビントン【シンガポール・カラン/2017年6月17日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
UFCファイトナイト・シンガポール:キム・ドンヒョン vs. コルビー・コビントン【シンガポール・カラン/2017年6月17日(Photo by Brandon Magnus/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)】
日本時間2017年6月17日(土)、シンガポール・カランのシンガポール・インドア・スタジアムで開催されたUFCファイトナイト・シンガポールで、ウェルター級のコルビー・“カオス”・コビントンが同級7位の実力者キム・ドンヒョンと対戦した。3ラウンドに渡ってほぼ全ての局面でドンヒョンを圧倒したコビントンが大差の判定(30-25、30-26、30-27)で勝利を記録し、ウェルター級タイトル挑戦をぶち上げた。

第1ラウンドはドンヒョンが斜に構えて一気に胴タックルに飛び込むが、コビントンはたやすく体を入れ替えると両足タックルでドンヒョンに尻餅を使えせることに成功する。立ち上がろうともがきつつも、時折繰り出されるドンヒョンの払い腰をこらえながら、コビントンは時間をかけてじりじりとドンヒョンの背後に回り込んだ。残り時間2分45秒、粘るドンヒョンをコビントンは再びマットに倒すが、ドンヒョンはここもしぶとく立ち上がる。ぴったりとドンヒョンに密着しながらコビントンは2発の肘をドンヒョンに叩き込むがドンヒョンは動じない。残り時間1分でついにコビントンを突き放したドンヒョンが大股で歩きながらコビントンに詰め寄るが、コビントンはこれを両足タックルで切り返した。

ほとんどノーガードでズカズカと距離を詰めるドンヒョンを前蹴りで蹴り放そうとしたコビントンだったが、ドンヒョンは一向にこれに動じない。コビントンは前蹴りが機能しないと判断するとすぐに両足タックルに変更。ドンヒョンはこれを一度はがぶって潰した。しかしコビントンは相手の脇をくぐって背後に回り込み、巧みにドンヒョンを制しながらまたもやテイクダウンを成功させている。残り時間2分45秒、なんとか胸を張って立ち上がったドンヒョンはコビントンをどうにか突き放したものの、距離が開いたところにコビントンの左オーバーハンドが強振され、この一撃でドンヒョンがぐらつき後退る。さらにコビントンが飛びヒザ蹴りで距離を詰めて組みつき、ドンヒョンが得意の払い腰でコビントンを跳ね飛ばした。しかしながら、一度は下になったコビントンが再びドンヒョンの脇をくぐって相手の背後に回り込み、このラウンドは幕を閉じた。

最終ラウンドは相変わらずガードをあげないドンヒョンに対し、コビントンが豊富に打撃を繰り出して相手の前進阻止に成功している。両者の距離が詰まるとドンヒョンも左右のパンチを振り回すが、コンパクトな構えで鋭いコンビネーションを繰り出すコンビントンがハンドスピードでドンヒョンを上回った。その後、胴タックルから相手の投げを潰したコビントンが両足タックルとスタンドでのバックコントロールを巧みに使い分け、ドンヒョンの反撃の糸口を完全にシャットアウト。残り時間1分、ドンヒョンが渾身の小外掛けを成功させたものの、コビントンはこれも両足タックルで切り返し、ドンヒョンを背後から制しながら試合を終えた。

判定勝ちした試合後に「俺がキングだ。この階級は俺のものだ! 俺はタイトルに挑戦したいんだ」と叫んだ12勝1敗のコビントン。長らくトップ10に君臨するドンヒョンを圧倒したそのパフォーマンスに十分な説得力があるとも思えたが、会場のファンはコンビントンの考えに素直に同意する様子はなく、見る者の力強い後押しを得たわけではないようだ。また、同じくタイトル挑戦を目指していた韓国のドンヒョンはその戦績を22勝4敗1ノーコンテストとしている。
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