フランシス・ガヌーがデビュー以来UFCに巻き起こしてきた熱狂ぶりを踏まえれば、そのガヌーにこれまでで最も厳しい戦いを強いた男がそれほど人気を獲得していないのは意外なことだ。
元NJCAAナショナルチャンピオンのレスラーであるカーティス・ブレイズは、大学時代の輝かしい経歴をケージの中でのバトルにも昇華させた。26歳のブレイズはポジションを維持しつつ残り時間が減っていくのを待つことに甘んじず、グラウンド・アンド・パウンドで相手の撃破を狙う選手であり、その成長と共に危険な存在になりつつある。
あごひげと恵まれた体格が特徴のブレイズは日本時間7月9日(日)にネバダ州ラスベガスのT-Mobileアリーナで行われるUFC 213でダニエル・オミランチェクと対戦。ポーランドのベテランファイターであるオミランチェクはこれまでUFCで8試合を戦い、プロとしてこなした試合はブレイズの3倍を超える。ブレイズにとっては経験豊かな敵を相手に初めて自分の力を試す機会となるだろう。
今年も半ばを過ぎようとする今、今回のバトルで白星を挙げればブレイズはトップ15入りを果たすことになる。