落ち着いた様子で攻撃を組み立てるケレハーは鼻血を流しながらも攻撃の手を緩めないスタシアクをテイクダウンし、背後に回ってチョークを仕掛けたいが、スタシアクがうまく防御して難を逃れる。それでも、疲れを見せるスタシアクにケレハーの強拳がヒットし、ケレハー優勢で最終ラウンドを迎えた。キックや膝を打ち込みながら関節技をかけるチャンスを狙うケレハーに対し、スタシアクも攻めどころを探り、ケレハーの組み付きから脱したところでコンビネーションと蹴りでダメージを与える。両者とも動きが鈍くなったものの、右カウンターをクリーンヒットさせたケレハーは膝がグラついたスタシアクに追い打ちをかけ、パウンドを食らうスタシアクが反撃できないと判断したレフェリーが試合を止めた。
Spinning back kick lands for @StasiakMMA and Kelleher is reeling back!!#UFCGdansk pic.twitter.com/t9CSN9Lmc6
— UFC (@ufc) 2017年10月21日
YOUR WINNER BY TKO, @BrianBoom135! #UFCGdansk pic.twitter.com/wOVoqMeKgF
— UFC (@ufc) 2017年10月21日
バンタム級マッチ 5分3ラウンド
●ダミアン・スタシアク vs. ブライアン・ケレハー○
3ラウンド(3分39秒)TKO
ブライアン・ケレハー
「たくさんのファンが来てくれた。たぶん今回の試合が自分にとっては一番ファンの多かった試合じゃないかな。フィニッシュしないといけなかったから全力を尽くしたけれど、相手がとにかくタフだった。全力を引き出された感じだ。でもそれについては相手に感謝している。最高だった。ここに来るまでちょっとした道のりがあって、自分のテリトリーじゃなくて敵地に乗り込んできたから、ここに来てホームの相手を仕留めるために気持ちを高めてきたんだ。あまり急いで話したくはないけど、今回の試合後、年内にもう一度やりたい。バンタム級のカウボーイ・セラーニ(ドナルド・セラーニ)になりたいんだ。アクティブでい続けたいのさ。健康ならずっとトレーニングしているし、金を生んで自分の愛することをやって、戦い続けたいと思うものだろ? 12月にもう1試合、組んでくれることを願っている。ジョン・リネカーが今度の試合を終えて、まだトップのままなら、その試合を希望する」