ジョン・ジョーンズ
ニックネーム:ボーンズ
出身地:アメリカ・ロチェスター
階級:ヘビー級/ライトヘビー級
パートタイマー
ジョーンズはアイオワ・セントラル短期大学で刑事司法学を学びながら大学でレスリングをしていた。しかし、恋人ジェシーの予定外の妊娠が分かり、急きょお金が必要に。そこで、MMAジムを訪れた彼は数カ月後に初めての試合に出る。その後3カ月でさらに5試合に出場し、すべてに勝利した。ジョーンズと彼女の間には4人の子どもが生まれている。
急浮上
2008年8月、あっという間にUFCに到達したジョーンズは準備期間が数週間しかなかったにもかかわらず勝利を挙げ、その後殿堂入りするステファン・ボナーとの対戦と、UFC 100でのジェイク・オブライエンとの対戦権を与えられた。ベテランのブランドン・ヴェラやウラジミール・マティシェンコにも難なく勝利し、UFC 126ではそれまで無敗だったライアン・ベイダーに圧勝した。ジョーンズにとって唯一の敗戦はレフェリーに反則負けを言い渡されたマット・ハミルとの試合。しかし、流れは圧倒的にジョーンズ有利だった。
王座挑戦
UFC 126で勝利を決め、まだオクタゴンの中にいたジョーンズに突然の知らせが飛び込んだ。チームメイトのラシャド・エバンスがけがをしたため、彼に代わってライトヘビー級王者のマウリシオ・“ショーグン”・フアと戦う王座挑戦権が与えられたのだ。試合はわずか6週間後。ジョーンズはこれを受け入れ、フアを倒すと、続けてクイントン・“ランページ”ジャクソン、リョート・マチダ、ラシャド・エバンス、ヴィトー・ベウフォートを撃破した。
キングの中のキング
23歳にしてショーグンを倒したジョーンズはUFCの最年少世界王者に君臨する。ジョーンズはライトヘビー級で最多記録となる8度のタイトル防衛に成功している。また、9人を相手にノックアウトかサブミッションでフィニッシュを決めた。これはライトヘビー級の歴史でチャック・リデルを越える最多フィニッシュだ。
血筋
ジョーンズの兄アーサーはNFLのインディアナポリス・コルツでプレーした元選手で、弟のチャンドラーも同じくラスベガス・レイダースでプレーしている。やせっぽっちでアメリカンフットボールには不向きだったジョーンズに“ボーンズ”というニックネームを付けたのはこの兄弟たちだった。
スタンドアップの達人
ジョーンズはUFC史上、スタンディングで2度のサブミッションを決めた2人のファイターの1人だ(もう一人はパトリック・スミス)。UFC 100ではジェイク・オブライエンに、UFC 140ではリョート・マチダにギロチンチョークを決めている。
大捕物
初のタイトル戦を夜に控え、ジョーンズはコーチたちと瞑想するためにニュージャージー州パターソンのグレート・フォールズ・パークを訪れていた。彼のリラクゼーションタイムは財布を盗まれた女性の悲鳴によってに妨げられた。ジョーンズは強盗を追いかけて飛びかかり、警察が到着するまで犯人を取り押さえていたという。
ダイブ・イン
ジャクソン・ウィンクルジョンMMAで1日3回のトレーニングに励む傍ら、ジョーンズはアルバカーキのサンディア高校水泳チームと週に2回トレーニングしている。
オールスター
大学生レスラーだったジョーンズはJUCO全国レスリング王者であり、グレコローマンスタイルのオールアメリカンでニューヨーク州の王者だ。
賞金稼ぎ
ジョーンズは3つのカテゴリーすべてで試合後のボーナスを獲得している。ブランドン・ヴェラ戦でノックアウト・オブ・ザ・ナイトを、ライアン・ベイダー戦とヴィトー・ベウフォート戦でサブミッション・オブ・ザ・ナイトを、クイントン・ジャクソン戦とリョート・マチダ戦でファイト・オブ・ザ・ナイトを手にした。
うわさの的
ジョーンズは地元のMMAレッスンのために『YouTube(ユーチューブ)』で指導用の動画を提供している。スピニングエルボーといった彼の驚異的な打撃シーンは格闘技動画や彼の初期の試合映像以外ではあまり見られないものだったため、インターネット上でセンセーションを巻き起こした。
ライバル心
ショーグンへのタイトル挑戦権を奪われた格好になったエバンスはジャクソンズMMAを去り、フロリダのブラックジリアンチームに移籍した。UFC 145のメインイベントで対戦が組まれたエバンスとジョーンズの間には否が応でも敵対心が募っていった。
強力な武器
ジョーンズはUFCファイターの中で最長のリーチを持つ。その長さは215cmだ。
TUFでブレイク
ジョーンズはかつてジ・アルティメット・ファイターのトライアウトに参加したが、規定年齢に達していなかったために不合格となった。その後、王者となった彼はTUF 17でコーチとしてカエル・ソネンと対決。ソネンと実際に戦い、破ったのはUFC 159でのことだった。
ファイターとしてのトレーニングを始めたのはいつ? きっかけは?
2007年にMMAのトレーニングを始めた。大学生の時に思いがけず子どもができて、金を稼ぐ必要があったんだ。
どんなランクやタイトルを持っていますか?
UFCライトヘビー級王者に2回、元UFC暫定ライトヘビー級王者、JUCO全国レスリング王者、USKBAライトヘビー級MMA王者、柔術は紫帯。
ヒーローはいますか?
アンデウソン・シウバ、エメリヤーエンコ・ヒョードル、モハメド・アリ。
あなたにとってUFCとは?
MMAというスポーツを始めたばかりの若い時に機会を与えられてすごく幸運だ。UFCの一員になれることにすごくワクワクしている。
大学には行きましたか?
アイオワ・セントラル・コミュニティカレッジで準学士号を取得した。
アマチュアでの戦績は?
JUCO全国レスリング王者、グレコローマンスタイルのオールアメリカン、ニューヨーク州王者。
得意なグラップリングテクニックは?
相手をタップさせるもの全般。
得意な打撃テクニックは?
相手をKOできるもの全般。
●UFC史上最も若い王者
●プロになってからフルラウンドを戦い抜いたのは10回
●ノックアウトで10勝、サブミッションで7勝(アメリカーナ、ギロチン5回、RNC)
●型破りな動きの多くは『YouTube(ユーチューブ)』を見て覚えたと公言している
●兄のアーサーはNFLのインディアナポリス・コルツとボルティモア・レイブンズの元選手で、弟のチャンドラーは現在ラスベガス・レイダースでプレーしている
●最初の王座防衛に8回成功し、ティト・オーティズが持っていたライトヘビー級王座最多防衛の記録を破った
●マウリシオ・フア戦の当日に、遭遇した車上荒らしの犯人を追いかけて取り押さえた

UFC Heavyweight Title
ジョン・ジョーンズ Bones
ジョン・ジョーンズ Bones
FIGHTER INFO
RECORD
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ファイトボーナス
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PROFILE
出身 | USA, Rochester |
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スタンス | Orthodox |
年齢 | 36 |
身長 | 193 cm |
体重 | 112.5 kg |
リーチ | 214.6 cm |
UFC CAREER STATS
SLpM | SApM | 全打撃数 | 有効打 | クリンチ | テイクダウン | サブミッション |
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4.29 |
2.22 |
1843 of 2945 62.58% |
1468 of 2536 57.89% |
458 of 567 80.78% |
44 of 97 45.36% |
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