ジョゼ・アルド
出身地:ブラジル・マナウス
階級:バンタム級/フェザー級
偉大なブラジル人MMAファイターの総合目録を作るとしたら、ジョゼ・アルドを含まないわけにはいかない。彼は誰の目から見ても王者であり、スポーツの神である。
元UFCフェザー級王者のアルドは、2011年から7度にわたってベルトの防衛に成功し、彼の祖国が生んだ最も偉大なファイターの1人として認められている。ブラジル出身といえば、ホイス・グレイシー、アンデウソン・シウバ、リョート・マチダ、ビトー・ベウフォートなどに混じり、彼もこのそうそうたるリストの上位に位置づけられる。
UFCファンの間でのアルドの人気は絶大で、ブラジルでは彼の人生を描いた映画が作られたほどだ。
ブラジリアン柔術の黒帯を持つ彼は25勝2敗という記録を持ち、カブ・スワンソン、チャド・メンデス(2回)、ユライア・フェイバー、ケニー・フロリアン、フランキー・エドガーに勝利している。2015年には18連勝し、うち9勝がノックアウト勝ちという状態で1年をスタートした。
アルドの物語は貧乏から大金持ちへのサクセスストーリーだ。ブラジル・マナウスの貧しい家庭に生まれた彼は後にリオデジャネイロに引っ越し、悪名高いスラム街でトレーニングを続けた。お金も食べ物もなく、四六時中どこかで銃声が聞こえたという。
彼の忍耐と成功への願望がどんなにつらい時でも彼を突き動かした。「オレは自分の家と町を出て、夢を追った」と彼はかつて語っている。
アルドのプロデビューは2004年。2009年11月にはラスベガスでマイク・ブラウンを2ラウンドでノックアウトしてワールド・エクストリーム・ケイジファイティング(WEC)のフェザー級王者になった。そこで彼はベルトを2度防衛している。
WECが2010年にUFCに統合された2010年、アルドはUFC初のフェザー級タイトルをキープし、UFC 129でマーク・ホーミニックにユナニマス判定勝ちしてそれを防衛した。UFC 136ではフロリアンに対してユナニマス判定勝ち、UFCリオではメンデスに1ラウンドKO勝ち、さらにUFC 156でもエドガーに対して判定勝ちしている。
グラウンドゲームにたけたアルドだが、14回のノックアウトを決めた打撃の強さでも知られている。彼のテイクダウンディフェンスは成功率90%を越えており、同じ階級の者にとっては非常に手ごわい対戦相手だ。
どんなトレーニングをしていますか?
朝は準備用のフィジカルトレーニングで、夜はボクシングとキックボクシングだ。
ファイターとしてのトレーニングを始めたのはいつ? きっかけは?
始めたのは戦いたかったから。
どんなランクやタイトルを持っていますか?
元UFCフェザー級王者、元WECフェザー級王者、4度のブラジリアン柔術王者、柔術世界王者、ブラジリアン柔術は黒帯。
ヒーローはいますか?
マイク・タイソン。
得意なテクニックは?
アームロック。
あなたにとってUFCとは?
光栄でありチャンスだ。
大学には行きましたか?
ああ、大学は出ているよ。
ファイターになる前の仕事は?
フットボール(サッカー)をしていた。
●WECでは負け知らず(8勝0敗、7フィニッシュ)
●WECでアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ、ジョナサン・ブルッキンズ、カブ・スワンソン、マイク・ブラウン、ユライア・フェイバー、マニー・ガンブリャンに勝利
●2009年にWECタイトルを獲得、2度の防衛に成功
●2010年11月にUFC初代フェザー級王者のベルトを授けられた
●UFCで7度のタイトル防衛に成功
●ノックアウト勝ち17回、サブミッション勝ち1回(2005年、アームトライアングルチョーク)
●第1ラウンドフィニッシュは12回
●マクレガー戦の敗北で連勝が18でストップ、それまでは2005年からずっと負けなしだった
●過去8戦で5勝、3連勝中
●WECでKOオブ・ザ・ナイトを3回受賞(ペレス戦、スワンソン戦、ブラウン戦)

ジョゼ・アルド
FIGHTER INFO
RECORD
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ファイトボーナス
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PROFILE
出身 | Brazil, Manaus |
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スタンス | Orthodox |
年齢 | 37 |
身長 | 170.2 cm |
体重 | 61.2 kg |
リーチ | 177.8 cm |
UFC CAREER STATS
SLpM | SApM | 全打撃数 | 有効打 | クリンチ | テイクダウン | サブミッション |
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3.57 |
3.74 |
1689 of 3358 50.3% |
1421 of 3069 46.3% |
122 of 141 86.52% |
13 of 24 54.17% |
4 |